「紙と暮らすエシカルストア」Repepa へようこそ 自己紹介をさせて頂きます。
このショップを運営しているのは、大阪にある小さな古い町工場「山陽製紙株式会社」です。 創業は 1928 年。 広島で創業者が紙の卸売りのお店を始めたのが出発点です。 だから、会社の名前に出身地方の名残が残っています。
戦後、大阪で紙を造り始めたのが 1957 年。 今日までずっと、「産業用包装資材」である「クレープ紙」を造っています。 「クレープ紙」というのは、しわのついた紙のことです。crepe と書きます。
何を包むのかというと、鉄鋼やスチール、電線のような硬くて重いものばかり。 その他、お米や肥料など重たい物を入れる袋の底綴じ用にも使われます。
しわがついていることで、包帯を巻くようにコイルを巻くことができます。 伸縮性があるので、縫うこともできます。
さて、前置きが長くなりました。 「そんな町工場がなんでエシカルストア?」という声が聞こえてきそうです。 それは、後々お話しするとしてまず、Repepa のコンセプトについて。
ペーパーレスとは言いながら、「私、紙好き!」という人が身の回りには結構たくさんいます。
私たちも実は紙が好きです。 文字通り "紙と暮らす" 日々です。
紙の原料はパルプではなく、古紙(こし)と言われる使用済みの紙を使用します。 様々な種類の古紙をブレンドして、溶かして、薄くのばして、乾かしてできあがり。 この様に書くと、なんだかあの "クレープ" と作り方が似ている・・ 製紙マシンでつくる私たちのクレープ紙も、結構作り手の個性が出ます。
紙好きの人もそうでない人も、紙をつくる私たちも、 身近なところにいつも "紙" はあって、生活に欠かせない存在です。 そんな "紙" を大切に使う、 "紙" が暮らしの中にとけ込んで、ちいさな幸せをもたらす存在であって欲しい、 そんな思いを込めました。
物が豊かになり欲しいものがいつでも手に入るけれど、 一方で、使い捨ての暮らしに違和感を抱き、本当に大切な物は何だったんだろう、と ずっと以前から私たちは考えるようになりました。
人間が使うものは全て、自然からの恩恵を受けてつくられる。 地球に資源があるとするなら、それはそこに住む全ての生き物が必要とするもの。
生きとし生けるものみんなで "分け合って生きる" そのためには、できる限り資源を、繰り返し繰り返し工夫して使う
その答えの一粒を「エシカルな暮らし」の中に見つけていきたい。
そんな皆様のお役に立てるようなお店になるように、 Repepa を育てていきたいと考えています。