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【crep LABO】破れたcrep paperはどうする?

カテゴリー:Repepaコラム 投稿日:2023.03.31
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執筆者RePePa

こんにちは。
すっかり暖かくなり、行楽日和の今日このごろ。
ピクニックラグをお持ちの方の中にはお花見やピクニックを計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

春の思い出、外遊びにたくさんピクニックラグをご活用いただけるととても嬉しいです。
(ピクニックラグと撮った写真は、ぜひインスタグラムで#crepでピクニック、#repepaのハッシュタグをつけて投稿してくださいね♪)

しかし、長く使っていれば不測の事態はつきもの。
今回の【crep LABO】は、タイトルの通り「crep paper」、すなわち「ピクニックラグが破れてしまったらどうする?!」をテーマにお届けします。
今回の実験では、crep paperの端材を使って、破れに対するリペア方法を実験。
一番おすすめなリペア方法で実際に破れてしまったスタッフのピクニックラグを修理していきます。
ヘビーユーズした結果のスタッフKのピクニックラグ(ストライプ ブルーグレーLサイズ)。
ぱっくり破れていますね。

実験に入る前に、crepの定番商品ピクニックラグについて少しだけお話を。
ピクニックラグは工業用クレープ紙(再生紙)から生まれています。
元々電線の包装資材として、製品を傷やサビから保護するための紙なのでとても丈夫なのが特長。
そんな特長をそのままに、デザインを施したのがピクニックラグ(レジャーシート)です。
裏面にはポリエチレンラミネート(PE)加工をしているので耐水性も備えており、繰り返し使用することができます。
ただし、PE加工をしているためにピクニックラグを再生紙の原料に戻すことはできません。
これは山陽製紙でも今後の大きな課題です。
使い終わった後のピクニックラグも資源として循環できないかを模索しています。

ちょっと遠回りしましたが、なるべく長く愛用していただけるように色々なリペア方法をご提案できればと思います。
ということで、早速ピクニックラグのリペア実験を行っていきましょう!
ちなみに実験でリペアする破れは、だいたい5cm程度、カッターで切ったものです。

5つのリペア方法について、今回の研究員スタッフFが手軽さ・強度・見た目などを考慮し星を1から4で判定しています。
※今回のリペア方法に関しては、リペア後の使用についての強度を保証するものではございません。予めご了承ください。

<リペア方法1/養生テープを貼る>
オススメ度:★☆☆☆

まずは、お家にあるもの、なくても100円ショップなどで簡単に手に入る点、水分に強い点から養生テープを選んでみました。
メリットとしてはとにかく手軽!
デメリットとしては、見た目があまり良くないことと、crep paperはしわがある紙なので剥がれやすいことが挙げられます。
何度か折り曲げたり負荷を与えると養生テープが端から剥がれそうな気配。
応急処置としては手軽でオススメですが、長くお使いいただくには強度が心配です。
尚、養生テープを使用する場合は強粘着タイプのものがオススメです。

<リペア方法2/瞬間接着剤やボンドを塗布>
オススメ度:★☆☆☆

こちらも、既にお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?
瞬間接着剤は「アロンアルファ 速効多用途 EXTRA」を、ボンドは「ボンド木工用速乾」を使用しました。
どちらも切れた部分を塞ぐように表面側だけに直接塗布していきます。
塗布から約一週間後の様子です。どちらも完全に乾いていますが、瞬間接着剤の染みが気になります。
裂け目は両方ともだいたい塞がっていますが、瞬間接着剤の方は量が足りなかったのかくっついていないところもあり、何度か折り曲げると裂けてしまいました。


また、これはスタッフの凡ミスなのですが、今回使用した接着剤は紙には適さないとのこと。(購入前に確認必須です!)
調べてみると、紙にはゼリー状(粘度があるもの)のタイプが良いようです。
今回使用したような液状のものは直接塗布すると高熱を発することもあり危険とのことで、ご覧になっている皆さんはcrep paperへの使用は控えてくださいね!
(メジャーな瞬間接着剤をいくつか確認してみたのですが、ポリエチレン素材はくっつきづらいと記載があります。crep paperにはポリエチレンラミネートが使用されているのでそもそも相性が良くないようです…)
接着剤が付着した部分は素材が変質してしまい、かなり固くなってしまいました。その結果手触りが悪いだけでなく何度か曲げるとひび割れのようになってしまう部分も。また、敷いた際にリペア部分が当たって少し痛いかもしれません。

木工用ボンドは粘度が高い分、ボンド自体でしっかりと切り口を塞いでいますが、こちらも見た目がイマイチ。
ボンドが盛り上がってしまうため使用感も損なわれてしまうおそれがあります。
※もう少し薄くしてもよかったのですが、強度が心配なためたっぷりめに塗っています。結果的に薄めに塗布した瞬間接着剤よりも折り曲げには強そうです。

総合すると、接着剤で直接塗布してリペアするやり方は、あまりオススメできないという結果に。

<リペア方法3/ナイロン補修シートを使う>
オススメ度:★★★☆

こちらは市販の「補修シート ナイロン用」を購入してみました。(通販で300円弱です)
滑りやすいナイロン製品を補修するものなら、crep paperにも対応できるのでは…と、期待大です。
説明書には角を丸くすると剥がれづらい、とあるのでハサミでサイズに合わせてカットした後、念の為角も丸くカットしておきます。

貼り付けたのがこちら↓
どうでしょうか!これは期待以上の仕上がりでした。
シワに合わせてこするようにしっかりと貼り付けるとピッタリと密着して悪目立ちしません。光の当たる角度によっては見えますが、許容範囲ではないでしょうか。
何より、薄くて手触りもサラッとしているので下に敷いたときに違和感がありません。
見た目重視であれば裏面にシートを貼ると更に目立ちにくくなります。表面の破れにあまり毛羽立ちがない場合は裏から修理するのもあり◎
※毛羽立ちがある場合、使用時に引っかかって表面が剥がれる可能性を考慮しました
強度を重視するなら両面から貼れば更に安心です。
シートが柔軟な素材なので、貼った面を曲げたりしてもシートが浮いたりせず密着しているのがわかります。
注意点としては粘着力が強いので貼り直そうとするとシートの粘着力が弱まり、且つcrep paperも剥げる可能性があります。
貼るときは一発勝負なので慎重に。

★が-1の要因は、おそらく購入場所が限られてくる点とカットが必要なので手軽さを求める方には少し面倒かな?
という点を考慮しました。(逆に言えばそれ以外はとても手軽でかなりおすすめ!)
価格も手頃で、ひとつ購入しておけばcrep paper以外にも様々なナイロン製品の補修に使えるので便利ですね。

余談ですが、今回購入した「補修シート ナイロン用」はソーシャルプロダクツ・アワード2022の受賞商品でした。
ソーシャルプロダクツ・アワード 2022年度受賞商品 【自由テーマ】カンタン補修シリーズ

こうした補修用品が充実すれば、今あるものを大切に使えてゴミも減らすことができますね。
実はcrepも過去(2020)に同賞を受賞しているのでちょっとしたご縁を感じたのでした。

<リペア方法4/破れたところを縫う>
オススメ度:★★☆☆

こちらは手縫いではなく、ミシンで縫ってみました。早速仕上がりを見てみましょう!
縫うことのメリットはしっかりと強度が出ることと、手触りが変わりにくいこと。
デメリットは、縫い代の分少しひだができてしまうので見た目に影響することや、
今回はミシンで縫いましたが、ミシンがない場合手縫いになってしまい時間がかかること。
また、縫う場所がピクニックラグの中心に近いとそれだけで難易度がぐっと上がってしまいそう。
ミシンがお家にあり、縫う場所が端の方の場合なら手軽で良いかもしれません!

<リペア方法5/crep paperでアップリケ>
オススメ度:★★☆☆

最後に、crep paperのハギレをアップリケのようにくっつけるやり方です。
前述した通り、瞬間接着剤はcrep paper裏面のポリエチレンと相性が良くないので木工用ボンドで貼ってみます。
念の為角を丸くしたハギレの裏に木工用ボンドをまんべんなく塗布。
ボンドをたっぷり塗ったハギレを破れの上に貼り合わせます。ボンドがはみ出たときはすぐに不用な布などで拭けばOK。
(ティッシュだとくっついてしまう可能性があります)
貼り合わせたら1日以上置いてしっかり乾燥させてください。
メリットは、手触りが変わらないこと、ある程度簡単にできること。強度も、ハギレにしっかりボンドを塗ってしっかり乾燥させれば折り曲げてもハギレ部分が浮いてくることはありませんでした。
デメリットは同じ柄でのリペアが難しいことでしょうか。
端材をサンプルとして販売していますが柄はお選びいただけないので(ごめんなさい)、全く違う柄で補修していただくことになる可能性があります。
あえてアップリケのように遊びとして楽しんでいただければオススメの方法です。

さて、5つの方法を試してきましたが、スタッフKの破れたレジャーシートは3つの星を獲得した「補修シート ナイロン用」でリペアしてみます。


表面に少し毛羽立ちのある破れだったので、表面側にシートを貼りました。
近くで見ればリペア部分がわかりますが、離れるとあまりわからないのではないでしょうか?
早速スタッフKに返却して使用してもらい、リペア後の強度をリサーチしたいと思います。

さて、いかがでしたでしょうか。
長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただいた皆さまに心からの感謝を!
また、もし実践しているリペア方法や、このリペア方法はどうなんだ?という疑問があればできる限りお応えしたいと思いますのでぜひメールフォームからお寄せくださいね。
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<子供のころはボンドを机に貼ってはがす遊びをしていたスタッフF>

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大阪にある小さな古い町工場、山陽製紙株式会社が運営する「紙と暮らすエシカルストア Repepa(リペパ)」です。 丈夫な工業用再生紙「crep paper」から生まれたピクニックラグ(レジャーシート)を始め、古紙をアップサイクルして生まれた再生紙雑貨を販売しています。

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