crepの新たな価値を探る不定期企画【crep LABO】
皆さん、ピクニックラグに、「STRONG+(ストロングプラス)」という種類があるのはご存じですか?
ストロングプラスは、通常のピクニックラグに使われるcrep paper(クレプペーパー)より、
紙の厚み(正確には重量)を1.5倍に増やし、丈夫さをアップしたものです。
でも、「普通と比べて丈夫」ってほんと?どうやって調べればいいの?
そう思われた方もいらっしゃるはず。
今回は実際に工場で使われている機械を使って、ストロングプラスの引張(ひっぱり)強度試験を行い、
ピクニックラグの弱点である、破れやすさを調べました。
※引張強度試験とは、材料に引張力(ひっぱりりょく)を加え、材料の性質(主に力学的性質、機械的性質)を確認する試験です。
現場で使用している引張試験機はこちらです。
それでは早速試験を始めていきます!
まずは、ストロングプラスの紙を基準の大きさに切って、上と下をクランプ(固定する部分)に挟んで準備完了。
スイッチオン!
ビヨーーーーン!と縦に紙が引っ張られて伸びた数秒後、、、
パチンっと切れてしまいました。。。
ストロングプラスではない通常の厚みのcrep paperも同様に調査します。
柄があると、伸びているのが分かりやすいですね!
ストロングプラスの引張強度試験の結果はこちら。
緑色で囲っているのが引張強度です。
う~~~ん…ストロングプラスの数値だけだとよくわかりませんね。
通常の厚みのcrep paperピクニックラグと比べるとこちら。
緑色の枠の数値が高ければ高いほど、引張強度が高いということになります。
比べると、ストロングプラスは134.33N(ニュートン)。通常のcrep paperが67.16Nと、通常のピクニックラグに対して約2倍も引張強度が高いことが分かりますね!
紙厚とクレープ紙特有のしわによって、ここまで強度に差が出るのです。
ただ、難点が一つ。しわが高い分、かさばってしまうこと。
少しかさばるストロングプラスですが、その分強度もあるので車で移動するキャンプや釣りなど
ちょっとハードに使いたいシーンにオススメです!
もちろん、通常のピクニックラグのように屋内外問わずお使いいただけます。
シワの高さが高いため印刷には適しておらず、カラーはシンプルな無地(クラフト)のみのご案内です。
レジャーシートを選ぶ際には、分厚く丈夫なストロングプラスがあることを覚えていてくださいね!
(いつまでもたき火を見つめていたいスタッフK)