crepの新たな価値を探る不定期企画【crep LABO】
夏を控えた6月末、実はある実験計画が密かにスタートしていました。
夏と言えば、“夏休み”。
“夏休み”と言えば“旅行”(今年はコロナ禍でなかなか叶いませんでしたが(泣))
“旅行“での困りごとと言えば、、、、、
そうです!不在中の植木の水やりです!
ということでこの困りごとに対して、
白羽の矢の立ったのが工業用クレープ紙から生まれた
「crep paper」。
crep paperの特徴として、「水に強く、水をはじく」という点があります。
この特徴を活かして、植木鉢の土の表面を覆ったら、保水ができて土の乾燥が防げ、
水やりのスパンを遅らせることができるのではないか?!
となれば、旅行中のお家の孤独な植木鉢を救うことができるのではないか?!
私たち研究員は早速準備に取り掛かり、
①同じくらいの生育状況のパキラ(観葉植物)2鉢(実験の比較対象として)
②水やりチェッカー「SUSTEE」 (https://sustee.jp/)
※土の乾燥具合を色の変化で確認します(青=充足、白=不足)
以上を用意しました。
一方には植木鉢のサイズに合わせてカットしたcrep paperで土の表面を覆い、
もう一方には何もしません(通常の植木鉢です)
極力隣同士に置き、日当たりなど他の条件も揃えます。
ルールはただ一つ、SUSTEEが白い表示になったら、コップ3杯の水をやるのみです。
名付けて「モイスチャー大作戦!」
7月1日、夏の幕開けと同時に、双方にコップ3杯の水をやり、SUSTEEが青くなったところで実験スタート!夏休みの自由研究ならぬ、夏出勤の自由研究の始まりです。
開始からおよそ一週間、crep paperで覆っていないパキラが実験始まって以来の白色表示に!
このタイミングで水をやります。
水をやった日に印をつけて、その間隔の違いを比較します。
こうして地道な実験を重ね、
2カ月が経ち、9月を迎えました。
この間、crep paperで覆っていないパキラはだいたい1週間のサイクルで定期的に白色表示となり、水をやりました。
一方でcrep paperで土の表面を覆ったパキラは10~12日のサイクルで白色表示に。
このサイクルを繰り返し、2カ月のトータル水やり回数は、
crep paperで覆っていないパキラ…9回
crep paperで土の表面を覆ったパキラ…6回
となかなかな実績が出ました。
その間、どちらのパキラも不調はなく、スクスクと成長しています。
唯一、crep paperで土の表面を覆ったパキラは中心に葉が密集しがちになりました。
これが実験の影響なのかは不明ですが、今後別の植物でも実験してみる価値はありそうです。
ということで今回の【crep LABO】の結論としては、
「crep paperは“ある程度の期間”は植木鉢の土を乾燥から“ある程度”守ることができる」
まだまだエビデンスが乏しいので更なる研究が必要ですが、crep peparの新たな可能性を発見することができました!
この植木鉢保水シートは、Repepaで販売中の
【ハンドメイド・DIY用】クレープ紙各種や、
ピクニックラグでも作ることができます。
また、鉢の高さに合わせてカットして、くるっと巻いた鉢カバーもクレープ紙で手軽に作っていただけます。
パキラたちは今ではどちらも営業所の看板娘(息子?)として大活躍しています。
今回はcrep paperとお家の植物とのお話。
これからも【crep LABO】はcrepの新たな可能性を探ります!
皆さま、自然を大切に。
またお逢いしましょう!
(家ではふるさと納税で手にしたガジュマルを日々愛でる研究員Y)