蝉さえ夏バテしそうな夏真っ盛りとなりました。
今年は花火大会なども各地で開催されるようで、
楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
そんな花火大会でも活躍するピクニックラグですが、
弱点があります。それは食べこぼし等による汚れ。
つまり染み!
crepのシリーズは、水には強いのですが、
油や醤油などは染みになってしまうのです。
以前の【crep LABO】での実験の通り、
水洗いすると汚れは落ちやすいのですが、すぐに洗える状況でない場合もあります。
【crep LABO】“ホントに水で洗っても大丈夫?!”crepe paperのお手入れ【手洗いの巻】
そこで衣類に使われるハンディタイプのシミ取り液で、
ピクニックラグの汚れが落ちるのか実験をしてみました。
今回実験用に購入させていただいたのは、
髙森コーキ株式会社様の「ハンディしみ抜き 落とし頃」です。
「落ちるもの」として、しょうゆ、ソース、ケチャップ、コーヒー、赤ワイン、食用油とあります。
全てcrepの素材ではしっかり染みになってしまうラインアップです。
※落とし頃で落とせないものは、マニュキアや接着剤、油性マーカーなど硬化するものです。
まずはしょうゆです。
比較のため、たたき洗い(水)と染み抜き液で実験を行います。
●たたき洗いバージョン
乾拭きして余分な汚れを吸い取り、水に濡らしたテッシュ(布でも可)で、叩くようにして染み抜きを行いました。
●染み抜き液バージョン
同じく乾拭きして余分な汚れを吸い取った後、染み抜き液を数摘落として、軽くたたきます。
※染み抜き液が裏側にも染みますが、乾くと元通りになります。
どちらもきれいに落ちました。
ウスターソースでも実験を行います。
こちらはすぐに拭き取らず、2時間ほど野外に放置した後、
たたき洗いと染み抜き液の実験を行いました。
写真の左(白いマスキングテープ)が染み抜き液、右(黄色いテープ)がたたき洗いです。
時間が経過してしまったからか、たたき洗いでも染み抜き液でも落としきれません。
再度、両方に染み抜き液を塗布したところ、汚れが薄くなりました。
どちらかというと、染み抜き液を2度塗布したものより、
たたき洗い→染み抜き液の方が染みが薄いようです。
こびりついた汚れには、まず、水のついた布やテッシュでたたき、汚れを浮かしてから染み取り液を使うと効果的なようです。
番外編として、油じみの実験もしてみました。
こちらは長らく放置し、水では落ちない染みでした。
その染みの上に、染み抜き液を塗布します。
乾いた後、油じみが薄くなっていました!
お気に入りのピクニックラグやテーブルマットがお出かけ中に汚れてしまったときには、
ハンディタイプの染み抜きをぜひ試してみてください。
「この染み抜きでも落ちるかしら」というような実験のご依頼もぜひお寄せ下さいね。
長くご愛用頂けると幸いです。
(家では食べこぼしの代名詞になってしまっているスタッフT)