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紙と歩けば【PELP!ブックカバー 浮世絵シリーズ】

カテゴリー:Repepaコラム 投稿日:2022.11.25 / 最終更新日:2023.04.25
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執筆者RePePa

こんにちは。 いつのまにか夏が過ぎ、秋も半ばを過ぎ、冬本番が到来しようとしています。 そんな中、まだ読書の秋だ!と言い張り、前回に引き続きブックカバーのご紹介です。 PELP!ブックカバーには浮世絵(錦絵)柄があること、皆様ご存知でしょうか? 浮世絵のブックカバーは現在30の柄をご用意しています。 そんな中、季節外れではありますが注目したのがこの柄。
「浮世絵ブックカバー 24.櫻花盛之図」 元となる作品は楊洲 周延(ようしゅう ちかのぶ)による 「隅田堤桜花盛之図」です。 華やかな衣装に身を包んだ女性たちが、隅田川に浮かべた舟の上でお花見を楽しんでいる様子を描いています。
タイトルの「隅田堤」は現在の東京都墨田区堤通から向島二丁目までにあたり、隅田公園の一部を含む隅田川左岸の堤を指します。 江戸時代には桜の名所として知られていました。

今も昔も、隅田川周辺は桜の名所だったのですね~。
桜の季節ではないですが、浮世絵の空気を感じてみたくて隅田川へ赴くことにしました。 2つの区の間を流れる現代の隅田川。台東区側は今も昔も人気の浅草寺、墨田区側はスカイツリーが鎮座する東京屈指の観光スポットです。 台東区側から、かつての隅田堤の方を眺めて想いを馳せます。 「隅田堤桜花盛之図」には中央の川の奥に筑波山が描かれています。 茨城県つくば市に位置し、「西の富士、東の筑波」と称される山で、浮世絵にもよく登場するモチーフです。
現代ではビルに阻まれ、同じ場所から筑波山を見ることは叶いませんが、高い建物のない江戸時代には向島のあたりからよく見えたんだとか。

他にも絵の右上(タイトルのあたり)にちらりと見える神社の鳥居、左側の石橋の一部のような場所はどこなんだろう? そんな風に在りし日の隅田川を思い浮かべながら歩くのはちょっとしたフィールドワークのようで とてもワクワクしました。

ちなみに、最近では隅田公園と隣接した「東京ミズマチ」が誕生し、隅田川周辺は江戸時代にも負けない人気スポットとして注目を集めています! 隅田公園の芝生でピクニックラグを敷いて、のんびりするのもおすすめ。

ピクニックラグ バーズ チャコール

浮世絵ブックカバーシリーズには他にも横浜のレンガ造りの洋館の様子や江ノ島の岩屋を描いたものもあります。

浮世絵ブックカバー 21.煉瓦造図
浮世絵ブックカバー 6.江の島

現代でも名所・レジャースポットとして人気の場所なので、描かれた時代と変わったところ・変わらないところなどを実際に現地で探してみるのも楽しそうです。

浮世絵ブックカバーシリーズは文庫サイズ・四六判(新書)サイズの2タイプをご用意しています。 シワをつけた独特の風合いの紙が浮世絵の雰囲気にもマッチして手触りも◎
旅先に持ってゆく本のお伴にいかがでしょうか? 浮世絵ブックカバー一覧はこちら

(時代劇・歴史モノ好きなスタッフF)

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RePePa

大阪にある小さな古い町工場、山陽製紙株式会社が運営する「紙と暮らすエシカルストア Repepa(リペパ)」です。 丈夫な工業用再生紙「crep paper」から生まれたピクニックラグ(レジャーシート)を始め、古紙をアップサイクルして生まれた再生紙雑貨を販売しています。

カテゴリー:Repepaコラム 投稿日:2022.11.25 / 最終更新日:2023.04.25